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作成日:2006/10/26 10:46:42 JST最終更新日:2006/10/27 11:05:05 JST
作品名 幻の歌
作詞家 桜李
テーマ 鬼束ちひろをイメージ
登録月日 2006/10/25
歌詞 降り積もる埃が 私の体を
覆いつくす前に どうか吹き払って
風のように通り過ぎた あなたの声
どうしても聞きとれない 幻の歌

違う淵から 同じ孤独を
見下ろす二人の 虚ろな姿
光は闇に 海は氷に
すべてを追い越し 落ちる太陽

かすかに響いている 鼓動に揺られながら
まだ見ぬ遠い空に 心を焦がしながら

拭い取る端から 曇る視界の中
遠くかすんでゆく 背中を見ていた
輝きはとめどなく 色あせるまま
どうしても届かない 幻の人


眠れる私の 瞼に触れて
あなたが溶かした 偽りの夢
城は廃墟に 馬車は玩具に
一人歩き出す 枯れた荒野へ

かすかに響いている 鼓動に揺られながら
まだ見ぬ遠い空に あなたを捜しながら

降り積もる埃が 私の体を
覆いつくす前に どうか吹き払って
風のように通り過ぎた あなたの声
どうしても聞きとれない 幻の歌を歌う

 桜李 / 2006年 10月 25

   

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