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症例No |
012 |
診断 |
回盲部及び結腸の慢性化膿性炎症 |
種類 |
猫 |
年齢 |
11 |
診療科目 |
消化器科 |
症状 |
1ヶ月前から痩せてきた。4〜5日前から食欲不振。嘔吐。下痢。 |
検査 |
血液検査・超音波検査・レントゲン検査・細胞診検査 |
結果 |
検査結果より、消化管由来腹腔内主腫瘍と診断。対症療法で状態の改善が見られた後、外科切除を実施。外科切除により、約4☓5cmの回盲部〜結腸部に発生した腫瘤を切除。回腸ー結腸端々吻合を行った。病理組織検査結果は、慢性化膿性炎症と診断された。 |
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担当医コメント |
消化管に巨大な腫瘤が確認され、細胞診検査では有効な細胞が採取されず診断に苦慮しましたが、外科切除および病理組織学的検査によって慢性化膿性炎症と診断されました。術後は抗生物質による治療を継続し、術前に3.14kgであった体重は現在3.7kgまで増加。順調に経過しています。高齢動物であることから外科手術には細心の注意が必要でしたが、手術にもよく耐えて悪性腫瘍ではなかったことからも、手術に踏み切って最良の結果が得られました。 |
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