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症例No |
003 |
診断 |
リンパ球形質細胞性腸炎(LPE) |
種類 |
犬 |
年齢 |
5 |
診療科目 |
消化器科 |
症状 |
昨日から嘔吐・下痢。ハァハァ落ち着き無くウロウロしている。 |
検査 |
血液検査、腹部単純レントゲン検査、バリウム造影検査、病理組織学的検査 |
結果 |
レントゲンバリウム検査にて、胃内に異物と消化管粘膜の一部にバリウムの残存を確認。オーナーと相談の結果、試験開腹を実施。胃内よりオーナーが与えたことのないおやつが発見され、摘出。胃以降の小腸・大腸領域には明らかな異常および異物は認められなかった。バリウムが残存していた周囲の小腸一部を全層生検を行い、病理組織学的検査を実施。結果、リンパ球形質細胞性腸炎(LPE)と診断された。 |
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担当医コメント |
今回、胃内異物は嘔吐させることで出ない大きさではなかったが、飼い主様の話によると「公園で何か食べたかもしれない」とのことから、胃洗浄をかねて胃切開術を行いました。結果、飼い主様が与えたことのないおやつが摘出されました。同時にバリウム検査で異常であった小腸の一部を採材し手術を終了としました。術後、手術直後とは思えないほど状態は良化し、術後2日目で食事を開始、4日で退院しました。1週間後抜糸のときに病理組織検査の結果が出ていたため、結果を踏まえて、アレルギー食への食事の変更をしたところ、現在まで以前より元気で調子がよいとのことです。 |
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