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(★)(永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは三十年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された’過去’に行ったため・・・。思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。吉川英治文学新人賞に輝く名作。 ◆浅田次郎〜1951年東京都生まれ。1995年「地下鉄に乗って」で第16回吉川英治文学新人賞、1997年「鉄道員(ぽっぽや)」で第117回直木賞、2000年「壬生義士伝」で第13回柴田練三郎賞、2006年「お腹召しませ」で第1回中央公論文芸賞と第10回司馬遼太郎賞、2008年「中原の虹」で第42回吉川英治文学賞、2010年「終わらざる夏」で第64回毎日出版文化賞をそれぞれ受賞。「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」「マンチュリアン・リポート」からなる中国近現代史シリーズは、累計500万部を超える大ベストセラーとなっている。その他の著書に、「日輪の遺産」「霞町物語」「歩兵の本領」「天国までの百マイル」「降霊会の夜」「一路」「神坐す山の物語」「ブラック オア ホワイト」など多数。) |