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DB: BASE de DATOS, Biblioteca del Centro Cultural de la Embajada de Japon
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作成日:2020/01/20 00:37:31 JST最終更新日:2020/01/23 21:49:27 JST
RUBRO 日本語図書(単行本等)
TITULO ブエノスアイレス食堂 (★)
AUTOR カルロス・バルマセーダ (*)
EDITORIAL 白水社
ISBN 978-4-560-09018-3
IDIOMA JAPONES
CODIGO INTERNO YS-0018
NOTA (*)(Carlos Balmaceda, 柳原孝敦[訳]) (★)(原題 : Manual Del Canibal)(故郷喪失者のイタリア人移民の苦難の歴史と、アルゼンチン軍事政権下の悲劇が交錯し、双子の料理人が残した「指南書」の驚嘆の運命、多彩な絶品料理、猟奇的事件を濃密に物語る。1979年、骸骨となった母親マリナと、その隣に横たわる赤ん坊セサル・ロンブローソが、マル・デル・プラタの「ブエノスアイレス食堂」で発見された。そこは、イタリア移民家族の栄光と苦難の歴史、20世紀アルゼンチン史の光と闇に閉ざされた場所であり、猟奇的事件の幕開けでもあった。移民の双子カリオストロ兄弟は、ホテル厨房で働くマッシモ・ロンブローソの薫陶を受け、「南海の料理指南書」を執筆し、1911年に食堂を開店する。第一次世界大戦が勃発し、双子の親戚のシアンカリーニ一家が食堂を継ぐが、やがて軍事クーデタが起き、食堂は閉鎖される。間もなく食堂は再開されるが、ペロン政権が軍事クーデタで倒れ、縁のあった食堂は暴徒に放火され、消失する。そして1978年、食堂を継いだものの亡くなった、ロンブローソの末裔と結婚していたマリナは、新しい命を宿していた・・・。 ◆カルロス・バルマセーダ(Carlos Balmaceda)〜1954年、アルゼンチン、マル・デル・プラタ生まれ。国立マル・デル・プラタ大学卒業。スーパーマーケットチェーンの雑誌の編集長をしながら執筆活動を開始。1985年、短編集「もうひとつの死」(La otra muerte)を出版。アルゼンチン作家協会賞と翌年の文化省国民文学賞を受賞。2000年、「透視者の祈り」(La plegaria del vidente)がプラネタ社小説賞最終選考まで残る。のちに出版され、ヒホン・ノワール週間シルベリオ・カニャーダ記念賞を受賞。2003年、「エビータの福音書」(El evangelio de Evita)を出版。2005年、本書「ブエノスアイレス食堂」(原題 Manuel del canibal)を出版。これがガルシア・マルケスやバルガス・リォサのエージェントとして名高いカルメン・バルセルスの目にとまり、契約。スペインでも出版され、オランダ語やドイツ語に翻訳された。2006年、「ディードーの懐剣」(El punial de Dido)を出版。自作「透視者の祈り」の映画化の際には脚本を手がけた。「エビータの福音書」は自身の手で戯曲に脚色し、演出、上演もしている。)

   

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