NOTA |
(*)(檜谷昭彦・訳&解説)(★)(1.どうすれば「自分の人生」を最高のものにできるか。時間を越えて、人びとの心を清新にとらえてきた屈指の名著のなかに、つねに立ち返りたい、行きかたの原点がある。2.この福沢諭吉の教えのなかに、自分の「可能性」をひきだす手がかりが、「向上心」をみがく方法が、「活力」をつけるきっかけが、「心の青春」を燃えたたせる何かが、必ずある。福沢流実学は、「自己実現」のための課題図書。3.現在自分は、どんな仕事や学問をし、どこまで成功したか。いま、どんな品物を仕入れて、それをどう売り、活用するつもりか。心という店の戸締りはちゃんとしているか。道楽とか怠け心という使用人のために、経理に穴があいたことはないか。来年もおなじ経営法でだいじょうぶか。ほかに工夫はないかなど、精神面での帳簿を点検し、すべての面で決算してみることが必要なのである。[本文より]) |