NOTA |
(★)(私は、2011年夏に日本全国をまわって各地域の中小企業の現状をお聞きする機会を頂戴しました。その際、関西地方の企業複数社から聞いた発言は衝撃でした。もはや海外現地子会社からの送金なくしては日本での操業も立ち行かない、というのです。つまり、子[海外子会社]からの仕送り[配当]なくしては、親[日本本社]は事業継続ができないという状態に立ち至っているということです。「空洞化」、国内に残るか否か、というどころの話では、もはやない。「海外なくして国内なし」、という状況にあるのです。昔は日本の親会社が一所懸命、海外の子会社を資金的にサポートするという話をよく耳にしましたので、隔世の感があります。[本文より]) |