コメント1 |
ヤエムグラ(八重葎) アカネ科ヤエムグラ属
日本全土の、野原や荒地に生育する1年または越年草。
丈は60-90cm。茎はやや柔らかく、4稜があり、稜の上に並んだ下向きの刺で周囲の物に引っかかり伸び上がる。葉は6-8個が輪生しているように見え、長さ1-3cmの広線形または狭倒披針形で、先端は刺状にとがり、縁と裏面の主脈には逆向きの刺がある。本来の葉は2個で、ほかは托葉の変化したもの。茎の先や葉腋から花序をだし、緑白色で4弁、径1-1.5mmの花を付ける。花冠は4裂し、4個の雄蘂がある。 花期は4-6月。 果実は2分果からなり、球形で径約2mm。分果には種子が1個入る。表面には鈎状の毛がある。
※ 名は、葉が輪生する様子から八重、葎は藪を作る蔓草の総称であるが、八重葎は蔓ではない。 |