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ゼニアオイ(銭葵) アオイ科ゼニアオイ属
ヨーロッパ原産で観賞用に栽培され、人家の周辺で野生化している一年草、または多年草。
丈は60-120cm。全体に粗い毛があるが、茎には少ない。茎は直立して下部で分岐する。葉は円形で5-9浅裂し、鈍い鋸歯があリ、長い葉柄で互生する。葉腋に径3-4cmの淡紫色の5弁花を数個ずつ付ける。 花期は5-8月。 果実は径8-10mmの円盤形。若い時期には子房表面に軟毛が目立ち、広三角形の萼裂片になかば包まれる。
※ 名の由来は、花の大きさが古い中国の五珠銭の大きさとか、種子が輪状に並ぶ果実を銭に見立てたとかの説がある。 良く似たものにウスベニアオイがあり、茎に疎らに長毛があるなどの差異がある。 |