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スイレン(睡蓮) スイレン科スイレン属
水生多年草。
熱帯から温帯にかけて広く分布するスイレン属の植物の総称で、大型の美しい花を持ち、多くの園芸品種が作られている。スイレン属は約40種を含む。日本にはヒツジグサ(未草)の1種類のみ自生する。 泥中を横に這うか塊茎状となる大きな根茎を持つ。葉は長い葉柄があり、葉身は楕円形で、水面に浮かぶ。花は根茎より伸びた長い花柄上に単生し、萼片は4-6枚、花弁・雄蘂は多数で、子房の側壁に付き、しばしば両者の中間型が見られる。 花期は5-10月。 ヒツジグサでは、花柄は螺旋状に捩れて水中に没し、沈水状態で結実。果実は漿果で萼片に包まれたまま成熟し、萼片が外れると漿果は溶解して、気泡を含んだ仮種皮に包まれた袋果が多数でき水面に浮く。
※ 名は夜間花が眠るように閉じるように見えるため。 和名ヒツジグサ(未草)の名前由来は、「未の刻(今の午後 2 時)」に咲くためとのことだが、、実際には午前中から夕方まで咲く。 |