一茶の俳句データベース簡略表示


詳細	発句（俳句）	読み	季題１	出典
15821	もたいなや虫も蓑着(て)かせぐ世に	もたいなや　むしもみのきて　かせぐよに	4秋	八番日記
15822	蓑虫が餅恋しいと鳴にけり	みのむしが　もちこいしいと　なきにけり	4秋	発句鈔追加
15823	秋の蚊の壁に抱付不便さよ	あきのかの　かべにだきつく　ふびんさよ	4秋	八番日記
15824	秋の蚊の壁にだまつて不便さよ	あきのかの　かべにだまって　ふびんさよ	4秋	梅塵八番
15825	物を書く手の邪魔したる(秋)蚊哉	ものをかく　てのじゃましたる　あきかかな	4秋	八番日記
15826	よはる蚊や夜は来れども昼見へず	よわるかや　よはきたれども　ひるみえず	4秋	八番日記
15827	閨の蚊の残り～て焼れけり	ねやのかの　のこりのこりて　やかれけり	4秋	文政句帖
15828	秋の蝉しはがれ色はなかりけり	あきのせみ　しわがれいろは　なかりけり	4秋	七番日記
15829	秋(の)蝉つく～”寒し～とな	あきのせみ　つくづくさむし　さむしとな	4秋	七番日記
15830	秋の蝉ころびおちては又鳴ぬ	あきのせみ　ころびおちては　またなきぬ	4秋	七番日記
15831	有たけの力出してや秋の蝉	ありたけの　ちからだしてや　あきのせみ	4秋	七番日記
15832	仰のけに寝て鳴にけり秋の蝉	あうのけに　ねてなきにけり　あきのせみ	4秋	七番日記
15833	仰のけに落て鳴けり秋の蝉	あうのけに　おちてなきけり　あきのせみ	4秋	八番日記
15834	夕立のつく～”ほしと蝉のなく哉	ゆうだちの　つくづくほしと　せみのなくかな	4秋	七番日記
15835	日ぐらしや我影法師のあみだ笠	ひぐらしや　わがかげほうしの　あみだがさ	4秋	西紀書込
15836	日ぐらしの爰(を)瀬にせん一つ島	ひぐらしの　ここをせにせん　ひとつしま	4秋	文化五六句記
15837	日ぐらしやあかるい方のおとし水	ひぐらしや　あかるいほうの　おとしみず	4秋	文化五六句記
15838	日ぐらしや急に明(る)き湖の方	ひぐらしや　きゅうにあかるき　うみのかた	4秋	文化五六句記
15839	ひぐらしや露鳴へらし～	ひぐらしや　つゆなきへらし　なきへらし	4秋	文化五六句記
15840	蜩やつい～星の出やうに	ひぐらしや　ついついほしの　でるように	4秋	七番日記