一茶の俳句データベース詳細表示


詳細	発句（俳句）	読み	季題１	季題２	季題３	出典	年	備考１	備考２
10621	蚊もいまだ大あばれ也江どの隅	かもいまだ　おおあばれなり　えどのすみ	3夏	動物	蚊	八番日記	文政3	371
10622	きらわれて長生したる藪蚊哉	きらわれて　ながいきしたる　やぶかかな	3夏	動物	蚊	八番日記	文政3	371
10623	草の葉に蚊のそら死(を)したりけり	くさのはに　かのそらじにを　したりけり	3夏	動物	蚊	八番日記	文政3	371
10624	御仏にかじり付たる藪蚊哉	みほとけに　かじりつけたる　やぶかかな	3夏	動物	蚊	八番日記	文政3	371
10625	蚊柱や犬の尻から天窓から	かばしらや　いぬのしりから　あたまから	3夏	動物	蚊	八番日記	文政4	371
10626	声～に火責のがれて行蚊哉	こえごえに　ひぜめのがれて　ゆくかかな	3夏	動物	蚊	八番日記	文政4	371
10627	つり鐘の中よりわんと出る蚊哉	つりがねの　なかよりわんと　でるかかな	3夏	動物	蚊	八番日記	文政4	371
10628	人味を知らずに果る山蚊哉	ひとあじを　しらずにはてる　やまかかな	3夏	動物	蚊	八番日記	文政4	371
10629	一ツ蚊の聾と知て又来たか	ひとつかの　つんぼとしって　またきたか	3夏	動物	蚊	八番日記	文政4	371
10630	昼の蚊のさすや手をかへ品をかへ	ひるのかの　さすやてをかえ　しなをかえ	3夏	動物	蚊	八番日記	文政4	371
10631	昼の蚊の来るや手をかへ品をかへ	ひるのかの　くるやてをかえ　しなをかえ	3夏	動物	蚊	文政版		371	異
10632	蚊の喰ぬ呪になるばくちかな	かのくわぬ　まじないになる　ばくちかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政5	371
10633	寝た人(を)昼飯くひに来た蚊哉	ねたひとを　ひるめしくいに　きたかかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政5	371
10634	隙人や蚊が出た～と触歩く	ひまじんや　かがでたでたと　ふれあるく	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政5	372
10635	あばれ蚊のから戻りする夜明哉	あばれかの　からもどりする　よあけかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政6	372
10636	あばれ蚊のさはれと臑を出しけり	あばれかの　さわれとすねを　いだしけり	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政6	372
10637	あばれ蚊のそれでも都そだち哉	あばれかの　それでもみやこ　そだちかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政6	372
10638	有明にから戻りすと鳴く蚊哉	ありあけに　からもどりすと　なくかかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政6	372
10639	蚊柱をにくみ崩すや角大師	かばしらを　にくみくずすや　つのだいし	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政6	372
10640	湯から出るを待かねて来る蚊哉	ゆからでるを　まちかねて　くるかかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政6	372