一茶の俳句データベース詳細表示


詳細	発句（俳句）	読み	季題１	季題２	季題３	出典	年	備考１	備考２
10641	あさぢふの痩蚊やせのみやせ子哉	あさじゅうの　やせかやせのみ　やせこかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10642	あばれ蚊や叱りのゝしる口ばたへ	あばれかや　しかりののしる　くちばたへ	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10643	庵の蚊よ不便ながらも留主にする	いおのかよ　ふびんながらも　るすにする	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10644	江戸の蚊の気が強いぞよ強いぞよ	えどのかの　きがつよいぞよ　つよいぞよ	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10645	江戸は蚊も気が強いぞよ強いぞよ	えどはかも　きがつよいぞよ　つよいぞよ	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372	異
10646	喰逃のき妙を得たる藪蚊哉	くいにげの　きみょうをえたる　やぶかかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10647	闇がりや蚊の目に這入る穴に入	くらがりや　かのめにはいる　あなにいる	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10648	ごちや～と痩蚊やせ(蚤)やせ子哉	ごちゃごちゃと　やせかやせのみ　やせこかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10649	酒くさい膝もきらはぬ藪蚊哉	さけくさい　ひざもきらわぬ　やぶかかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10650	隣から敲き出れて来る蚊哉	となりから　たたきだされて　くるかかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10651	日本の蚊をば苦にせぬ乙鳥哉	にっぽんの　かをばくにせぬ　つばめかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10652	日本の蚊は苦(に)もせぬ乙鳥哉	にっぽんの　かはくにもせぬ　つばめかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372	異
10653	昼の蚊やだまりこくつて後から	ひるのかや　だまりこくって　うしろから	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10654	昼（の）蚊や几の下よりそつと出（る）	ひるのかや　つくえのしたより　そっとでる	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10655	仏のかたより蚊の出る御堂哉	ほとけのかたより　かのでる　みどうかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10656	ふは～と出たは御堂の藪蚊哉	ふわふわと　でたはみどうの　やぶかかな	3夏	動物	蚊	真蹟		372
10657	痩脛は蚊も嫌ふやらつい通り	やせずねは　かもきらうやら　ついとおり	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10658	皺脛は蚊もまづいやらつい通り	しわずねは　かもまづいやら　ついとおり	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372	異
10659	藪村や蚊と行灯と留主におく	やぶむらや　かとあんどんと　るすにおく	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政7	372
10660	蚊をねらふかや（り木を）やく手燭哉	かをねらう　かやりぎをやく　てしょくかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政8	372