一茶の俳句データベース詳細表示


詳細	発句（俳句）	読み	季題１	季題２	季題３	出典	年	備考１	備考２
10661	喰逃や蚊蚤もちゑの文珠堂	くいにげや　かのみもちえの　もんじゅどう	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政8	372
10662	こがすらねへふりして帰る藪蚊哉	こがすらね　えふりしてかえる　やぶかかな	3夏	動物	蚊	文政句帖	文政8	372
10663	尤じや藪を焼れし藪蚊共	もっともじゃ　やぶをやかれし　やぶかども	3夏	動物	蚊	文政九十句写	文政10	372
10664	やけ原ややけを起して蚊のさはぐ	やけはらや　やけをおこして　かのさわぐ	3夏	動物	蚊	文政九十句写	文政10	372
10665	一押にどつと藪蚊も江戸気哉	ひとおしに　どっとやぶかも　えどぎかな	3夏	動物	蚊	希杖本		373
10666	昼の蚊を後にかくす仏かな	ひるのかを　うしろにかくす　ほとけかな	3夏	動物	蚊	嘉永版		373
10667	寝すがたの蠅追ふもけふがかぎり哉	ねすがたの　はえおうもきょうが　かぎりかな	3夏	動物	蠅	終焉日記	享和１	373
10668	蠅一つ打ては山を見たりけり	はえひとつ　うってはやまを　みたりけり	3夏	動物	蠅	享和句帖	享和3	373
10669	起て見よ蠅出ぬ前の不二の山	おきてみよ　はえでぬまえの　ふじのやま	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化2	373
10670	蠅のもち蝶から先(に)来たりけり	はえのもち　ちょうからさきに　きたりけり	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化2	373
10671	蠅のもち蝶に来よとは思ぬぞ	はえのもち　ちょうにこよとは　おもわぬぞ	3夏	動物	蠅	七番日記	文化8	373	異
10672	庵(の)蠅何をうろ～長らふる	いおのはえ　なにをうろうろ　ながらうる	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化3	373
10673	かつしかや蠅を打～松を友	かつしかや　はえをうちうち　まつをとも	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化3	373
10674	蠅打てけふも聞也山の鐘	はえうちて　きょうもきくなり　やまのかね	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化3	373
10675	蠅打てけふも聞けり山の鐘	はえうちて　きょうもききけり　やまのかね	3夏	動物	蠅	発句鈔追加		373	異
10676	蠅打にけふもひつぢの歩哉	はえうちに　きょうもひつじの　あゆみかな	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化3	373
10677	蠅打や友となりぬる峰の松	はえうつや　ともとなりぬる　みねのまつ	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化3	373
10678	蠅飛で畳にうつる楓哉	はえとびて　たたみにうつる　かえでかな	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化3	373
10679	もちの蠅楓のあらしかゝる哉	もちのはえ　かえでのあらし　かかるかな	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化3	373
10680	蠅打に敲かれ玉ふ仏哉	はえうちに　たたかれたまう　ほとけかな	3夏	動物	蠅	文化句帖	文化5	373