一茶の俳句データベース詳細表示


詳細	発句（俳句）	読み	季題１	季題２	季題３	出典	年	備考１	備考２
10761	福耳に蠅が三疋とまりけり	ふくみみに　はえがさんびき　とまりけり	3夏	動物	蠅	文政句帖		375	異
10762	むれる蠅皺手に何の味がある	むれるはえ　しわでになんの　あじがある	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政6	376
10763	出よ蠅野には酢い花甘い花	いでよはえ　のにはすいはな　あまいはな	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10764	打れても～来るや膝の蠅	うたれても　うたれてもくるや　ひざのはえ	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10765	座頭坊や赤椀で蠅追ひながら	ざとうぼうや　あかわんではえ　おいながら	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10766	しこつ蠅火入の灰を又浴る	しこつはえ　ひいれのはいを　またあびる	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10767	草庵にもどれば蠅ももどりけり	そうあんに　もどればはえも　もどりけり	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10768	点一つ蠅が打たる手紙かな	てんひとつ　はえがうちたる　てがみかな	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10769	鶏が下手につむ也もちの蠅	にわとりが　へたにつむなり　もちのはえ	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10770	塗盆を蠅が雪隠にしたりけり	ぬりぼんを　はえがせっちんに　したりけり	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10771	蠅の替りにたゝかるゝ畳哉	はえのかわりに　たたかるる　たたみかな	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10772	蠅の身も希ありてや灰浴る	はえのみも　ねがいありてや　はいあびる	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10773	蠅よけの羽折かぶつて泣子哉	はえよけの　はおりかぶって　なくこかな	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10774	美女に蠅追せながらや寝入道	びじょにはえ　おわせながらや　ねにゅうどう	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10775	豊年の声を上けり草の蠅	ほうねんの　こえをあげけり　くさのはえ	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10776	豊年の声を上けり門の蠅	ほうねんの　こえをあげけり　かどのはえ	3夏	動物	蠅	文政版		376	異
10777	まめ人の人の頭の蠅を追ふ	まめびとの　ひとのあたまの　はえをおう	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10778	老僧の伊達に持つかよ蠅はらひ	ろうそうの　だてにもつかよ　はえはらい	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10779	我家へもどりて居るや門の蠅	わがいえへ　もどりているや　かどのはえ	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政7	376
10780	くれておく飯(に)かまはず宿の蠅	くれておく　めしにかまわず　やどのはえ	3夏	動物	蠅	文政句帖	文政8	376