一茶の俳句データベース詳細表示


詳細	発句（俳句）	読み	季題１	季題２	季題３	出典	年	備考１	備考２
10361	世に連て逃上手なる蛍哉	よにつれて　にげじょうずなる　ほたるかな	3夏	人事	蛍	八番日記	文政4	363
10362	寝た人の尻の先なる蛍かな	ねたひとの　しりのさきなる　ほたるかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政5	363
10363	赤馬の鼻で吹たる蛍かな	あかうまの　はなでふきたる　ほたるかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10364	石原や蛍かき分て湯につかる	いしはらや　ほたるかきわけて　ゆにつかる	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10365	馬の屁に吹とばされし蛍哉	うまのへに　ふきとばされし　ほたるかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10366	馬の屁に吹とばさるゝ蛍哉	うまのへに　ふきとばさるる　ほたるかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政7	363	異
10367	けむい目にあふな出よ～～蛍	けむいめに　あうなでよでよ　でよほたる	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10368	たゝかひはさらに好まぬ蛍かな	たたかいは　さらにこのまぬ　ほたるかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10369	なゝ呼そよべばよぶ程来ぬ蛍	ななよびそ　よべばよぶほど　こぬほたる	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10370	蛍よぶうしろにとまる蛍かな	ほたるよぶ　うしろにとまる　ほたるかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10371	本堂を三べん巡つて行く蛍	ほんどうを　さんべんめぐって　ゆくほたる	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10372	藪寺やみだの膝よりよぶ蛍	やぶでらや　みだのひざより　よぶほたる	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10373	夜に入れば蛍の花の芥かな	よにいれば　ほたるのはなの　あくたかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政6	363
10374	芦の葉や片息ついてとぶほたる	あしのはや　かたいきついて　とぶほたる	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政7	363
10375	芦の家やはらばひながら蛍狩	あしのやや　はらばいながら　ほたるがり	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政7	363
10376	芦の家や寝そべりながら蛍狩	あしのやや　ねそべりながら　ほたるがり	3夏	人事	蛍	真蹟			異
10377	筏士が鼾にとばすほたる哉	いかだしが　いびきにとばす　ほたるかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政7	363
10378	うそ呼としらずに行かはつ蛍	うそよびと　しらずにゆくか　はつほたる	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政7	363
10379	大家を上手に越へし蛍哉	おおいえを　じょうずにこえし　ほたるかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政7	363
10380	大家根を越へそこなひし蛍哉	おおやねを　こえそこないし　ほたるかな	3夏	人事	蛍	文政句帖	文政7	363