一茶の俳句データベース詳細表示


詳細	発句（俳句）	読み	季題１	季題２	季題３	出典	年	備考１	備考２
11721	麦秋の小隅に咲る椿かな	むぎあきの　こすみにさかる　つばきかな	3夏	植物	麦	希杖本		406	異
11722	かはいさうな花の咲けり麦の秋	かわいそうな　はなのさきけり　むぎのあき	3夏	植物	麦	株番	文化9	406
11723	はら～と麦の四月五月哉	はらはらと　むぎのしがつ　ごがつかな	3夏	植物	麦	七番日記	文化9	406
11724	麦秋やうらの苔屋は魚の秋	むぎあきや　うらのとまやは　うおのあき	3夏	植物	麦	七番日記	文化9	406
11725	麦秋やしはがれ声の小田の雁	むぎあきや　しわがれごえの　おだのかり	3夏	植物	麦	七番日記	文化9	406
11726	鶯の功者に成ぬ麦の秋	うぐいすの　こうしゃになりぬ　むぎのあき	3夏	植物	麦	七番日記	文化10	406
11727	陽炎の真盛也麦の秋	かげろうの　まっさかりなり　むぎのあき	3夏	植物	麦	志多良	文化10	406
11728	烏麦あたり払て立りけり	からすむぎ　あたりはらって　たてりけり	3夏	植物	麦	七番日記	文化11	406
11729	此所かすみ盛りや麦の秋	このところ　かすみざかりや　むぎのあき	3夏	植物	麦	七番日記	文化11	406
11730	のさばるや黒い麦のほ里蜻蛉	のさばるや　くろいむぎのほ　さととんぼ	3夏	植物	麦	七番日記	文化11	406
11731	麦の穂や大骨折て行小蝶	むぎのほや　おおぼねおりて　ゆくこちょう	3夏	植物	麦	七番日記	文化11	406
11732	庵の麦きせ(る)で打て仕廻けり	いおのむぎ　きせるでうって　しまいけり	3夏	植物	麦	七番日記	文化12	406
11733	思入に木槿咲けり麦の秋	おもいいれに　むくげさきけり　むぎのあき	3夏	植物	麦	七番日記	文化12	406
11734	なまけ(る)な大麦小麦烏麦	なまけるな　おおむぎこむぎ　からすむぎ	3夏	植物	麦	七番日記	文化12	406
11735	萩の葉のうむい盛や麦(の)秋	はぎのはの　うむいさかりや　むぎのあき	3夏	植物	麦	七番日記	文化12	406
11736	麦打の打ころばすな草の庵	むぎうちの　うちころばすな　くさのいお	3夏	植物	麦	七番日記	文化12	406
11737	妹が子は穂麦の風にふとりけり	いもがこは　ほむぎのかぜに　ふとりけり	3夏	植物	麦	七番日記	文化13	406
11738	黒い穂もなまめき立り麦の秋	くろいほも　なまめきたてり　むぎのあき	3夏	植物	麦	七番日記	文化13	406
11739	黒い穂もなまめき立ぬ麦の秋	くろいほも　なまめきたちぬ　むぎのあき	3夏	植物	麦	発句集続篇			異
11740	辻仏守り給ふや麦一穂	つじぼとけ　まもりたまうや　むぎひとほ	3夏	植物	麦	七番日記	文化13	406