一茶の俳句データベース詳細表示


詳細	発句（俳句）	読み	季題１	季題２	季題３	出典	年	備考１	備考２
15741	鳴虫や五分の魂ほしいとて	なくむしや　ごぶのたましい　ほしいとて	4秋	動物	虫	八番日記	文政2	537
15742	虫鳴や五分の魂ほしいとて	むしなくや　ごぶのたましい　ほしいとて	4秋	動物	虫	梅塵八番		538	異
15743	虫どもゝ豆ではねるかもどつたぞ	むしどもも　まめではねるか　もどったぞ	4秋	動物	虫	八番日記	文政2	538
15744	鳴虫も節を付たり世の中は	なくむしも　ふしをつけたり　よのなかは	4秋	動物	虫	八番日記	文政3	538
15745	むしどもゝなき事いふなこんな秋	むしどもも　なきごというな　こんなあき	4秋	動物	虫	梅塵八番	文政3	538
15746	虫どもが泣事いふが手がら哉	むしどもが　なきごというが　てがらかな	4秋	動物	虫	八番日記	文政3	538
15747	虫どもが泣事云ぞともすれば	むしどもが　なきごというぞ　ともすれば	4秋	動物	虫	八番日記	文政3	538	異
15748	虫鳴やわしらも口を持たとて	むしなくや　わしらもくちを　もったとて	4秋	動物	虫	八番日記	文政3	538
15749	虫鳴や草鞋も口を持たとて	むしなくや　わらじもくちを　もったとて	4秋	動物	虫	梅塵八番		538	異
15750	世の中や鳴虫にさい上づ下手	よのなかや　なくむしにさい　じょうずへた	4秋	動物	虫	八番日記	文政3	538
15751	わや～と虫の上にも夜なべ哉	わやわやと　むしのうえにも　よなべかな	4秋	動物	虫	八番日記	文政3	538
15752	遊べよな疳の薬の虫も鳴	あそべよな　かんのくすりの　むしもなく	4秋	動物	虫	八番日記	文政4	538
15753	あの虫や猫にねらはれながら鳴	あのむしや　ねこにねらわれ　ながらなく	4秋	動物	虫	八番日記	文政4	538
15754	一方は猫の喧嘩やむしの声	いっぽうは　ねこのけんかや　むしのこえ	4秋	動物	虫	八番日記	文政4	538
15755	声もたのとてしも虫の仲間哉	こえもたぬ　とてしもむしの　なかまかな	4秋	動物	虫	八番日記	文政4	538
15756	寒いとて虫が鳴事始るぞ	さむいとて　むしがなきごと　はじめるぞ	4秋	動物	虫	八番日記	文政4	538
15757	じれ虫が身をゆすぶつて鳴にけり	じれむしが　みをゆすぶって　なきにけり	4秋	動物	虫	八番日記	文政4	538
15758	じれ虫や身をゆすぶつてひたと鳴	じれむしや　みをゆすぶって　ひたとなき	4秋	動物	虫	八番日記	文政4	538	異
15759	鳴けよ虫秋が鳴ずに居らりふか	なけよむし　あきがなかずに　いらりうか	4秋	動物	虫	八番日記	文政4	538
15760	形に似た意地張むしやあの声が	なりににた　いじはりむしや　あのこえが	4秋	動物	虫	八番日記	文政4	538